無臭ニンニク(ジャンボニンニク)

 

ニンニクだけど無臭?地中海地域の伝統野菜

 ジャンボニンニクとは別名を無臭ニンニクと言い、大きさが普通のニンニクの2〜3倍あります。ニンニク独特の匂いが少なく、ネギ科のほんのりと甘い風味を楽しめます。

 

ニンニクの芽の方は、サトウキビのように甘くて噛みごたえが抜群です。


冬を越して勢いを増すジャンボニンニク


 ジャンボニンニクは、ジャンボリーキの一つで英語ではエレファントガーリックと呼ばれています。東地中海が原産地とされ、東バルカンの移民がアメリカオレゴン州に持ち込み、世界へと広がりました。

 

 ジャンボニンニクの最古の記録は17世紀に遡り、チャールズ1世の園芸家として知られるジョン・トレードスキャント・ザ・ヤンガーによって栽培されていたそうです。

 

 ジャンボニンニクが注目され始めたのは1941年に、アメリカで庭師として働いていたジムニコルスが東バルカンの移民が住んでいた場所で野生化したジャンボニンニクを発見してからです。彼は「エレファントガーリック」の名前を登録し、1953年から販売を開始しました。

 

香りが普通のニンニクよりも強くないため、ソテーにしたり、オーブン焼きにもできるニンニクです。

ほんのりと甘く、まろやかな口当たりですので、ニンニクペーストにして様々な料理のソースとして使うのもおすすめです。

 

ただし、球の周りの緑色の部分はポリフェノールが凝縮され、えぐみと辛味があるので、苦手な方は緑の部分を剥いてから調理してください。



*しんしゅう屋のジャンボニンニクの旬は、芽は5月頃、球は6月以降です。


芽はとても甘く、シャキシャキとした歯ごたえが良い

とても大きな無臭ニンニクの球




コメント

人気の投稿